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「音戦宅球」eスポーツ体験&オリジナルキャラクター作成会 in 八視協

 Tanys は2023年8月4日に八王子視覚障害者福祉協会でスマートフォンアプリ「音戦宅球」を使ったeスポーツ体験 & キャラクター作成会を行いました!八王子視覚障害者福祉協会の宮川理事長さんからお声がけをいただいた視覚障がい者3名が参加されました。
 まずは「音戦宅球」をプレイして視覚障がいの方と晴眼者(サポーター、Tanysメンバー)、みんなで楽しみ打ち解ける、そして「音戦宅球」のオリジナルキャラクターをともに考え作成するクリエイティブな体験を行うことで、よりお互いの理解を深めることができました。

「音戦宅球」を知る

 参加者はTanysのメンバーのレクチャーを受け、練習モードにて、「音戦宅球」のプレイの仕方を覚えます。
 みなさん「音戦宅球」のルールを知りながらどんどん球を返せるようになり、覚えが早くCPU対戦モードで次々相手キャラを倒してレベルを上げていきました。
 「音戦宅球」ではCPU対戦モードで相手キャラに勝つとそのキャラのヴォイスを手に入れることができ、自分のお気に入りのキャラのヴォイスを使えるようになります。
 そして画面タップだけでなくラケットを使用してのプレイもできるようになりました。

対戦プレイで楽しむ

 みなさんCPU対戦モードでそれなりに腕を上げたので、ついに対戦プレイです。画面タップ、ラケットを使用と各々の好きな操作で対戦を行いました。
 一人でプレイしCPUに勝っていく喜びもありますが、対人戦でのプレイは、程よくドキドキしながら、スリリングにプレイできます。プレイヤーはもちろんのことサポーターのみなさんやTanysも音戦宅球を通じてバリアフリーに混ざり合い、場が盛り上がり自然と笑顔やコミュニケーションが生まれました!

オリジナルキャラを考える

 前半の体験会でみなさん打ち解けたところで、後半の部、「音戦宅球」のオリジナルキャラクター作成会を開始。
 まず「音戦宅球」のキャラクター関係図から作成するキャラクターの特徴・性格・名前・容姿を考えます。次に、キャラクターが対戦中に発するセリフを考えます。考えた内容はキャラクターシートに記載します。
 そして、コンテンツの作成です。キャラクターシートをもとに容姿は絵心のある方がイラスト化してゆき、セリフは本格的な機材を使って実際に録音をします。
 今回は、参加者の視覚障がいの方とサポーター、Tanysメンバー含めてAチームとBチームの2チームに分かれ、どんなオリジナルキャラクターにしようかとみんなで検討しました。

考えたキャラを作成し「音戦宅球」に組み込む

 Aチームでは、キャラクターの性格決めから始まり、例えば「強気は感じが良い」という意見が出たら「強気なんだけども、どこかおっちょこちょい」のようにプラスで意見を載せていき皆の意見モリモリのキャラクだーイメージになりました。見た目もヒヨコのようなのですが、だんだんお祭りぽい感じになりました(当日八王子でお祭りがありました、その影響かもです)。強気な感じでどこかおっちょこちょいのキャラクターのセリフも、「こんなこと言いそうー」など強気なセリフやたまに、あれ?みたいなセリフを考えました。とても活発に意見が出て皆の笑いが止まりませんでしたね。最後セリフの担当を決めて、恥ずかしがりながらも声優になりきりました。特に3人で合わせていうセリフは何回もタイミングが難しく揃った時は気持ちよさそうでしたね。
 Bチームでは、サポーターさんのファシリテーションのもと、キャラクターのクリエーションを進めました。イメージを視覚障がい者のメンバーから言葉で伝えてもらい、どんどんイラスト化していきます。細かいイメージをお互いシェアしていくことの難しさがありますが、少しづつ出来上がっていく様子を感じるととてもワクワクしてきますね。セリフの録音は視覚障がいのメンバーがすべてを担当。通常の会話とは違った声色でキャラを演じきっていましたね。雰囲気がよく出ています。
 このようにして作成したコンテンツをその場で「音戦宅球」アプリに組み込み(下記YouTube参照)、自分たちで作ったキャラを使ってプレイしました。
 みなさん、自分たちで作成したセリフが自分たちの声でゲームのプレイ中に聞こえて、感動しながら楽しみました。

Aチーム作成のキャラクターシート

Bチーム作成のキャラクターシート

Aチーム作成 オリジナルキャラ「Wingmaru」※キャラ画像は別途Tanysでデジタル化して組み込み
Bチーム作成 オリジナルキャラ「ナルシマタカシ」※キャラ画像は別途Tanysでデジタル化して組み込み

クロージング

 今回は、いつもの体験会だけでなく、オリジナルキャラクターをみんなで考えて作成し、その場で音戦宅球アプリに組み込み、自分たちの作成したキャラでプレイすると言う、クリエイティブな体験も行いました。
 感想として(下記 YouTube参照)、「みんなで案を出して面白い作業だった」、「自分の吹き込んだ声がゲーム中で聴けるのは貴重な体験で新鮮でした」、「今度他の人とも一緒にキャラを作ってみたい」、など好評でした。参加者「真しろ」さんは本イベントについて記事を執筆いただいています。
 音戦宅球を一緒にプレイすることで自然に笑顔とコミュニケーションが生まれます。さらに一緒にものづくりを行うことで、より相手のことを深く理解できていることを実感できました。
 今後も、Tanysに関わってくれたみなさんの笑顔が引き出せるようなイベントをどんどん実施していきたいと思います。

「音戦宅球」eスポーツ体験会&オリジナルキャラクター作成会 感想

◼️NPO法人八王子視覚障害者福祉協会さんのホームページ
https://hachisikyou.org/

◼️株式会社ePARAさん投稿記事(参加者「真しろ」さん執筆)
https://epara.jp/onsentakkyu-mashiro-231114/

投稿者:新谷 浩一・谷 憲・福谷 佳之

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